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ラッペンロッホ橋

新しいラッペンロッホ橋は単線仕様のプレストレストコンクリート橋で、上部構造の全長は66メートルあります。この箱桁橋の断面は橋台部分では三角形、中央部分に向かって台形に変化しています。

断面の高さは5.7メートルから3.3メートルに変化し、10.5パーセントの傾斜がつけられています。橋の下端は2.4メートル上がり、わずかにアーチ状になっています。

橋の下にはドルンビルナー・アッハ川が流れているため、建設にはフリースパンの支保工を使用する必要があり、橋台の下には座面が設けられました。また、周辺道路は非常に狭く、アクセスが限られているため、できる限り軽量な支保工システムの開発が求められました。

アーチ頂上部の各部材の最大重量は約4トンまでに制限されており、既存の道路を経由して運べる部材の全長は12メートルまででした。

このような厳しい課題を解決するため、やや傾斜したアーチ状の鋼管トラスが採用されました。このラチストラスは横材に接続して耐荷重性能を向上し、コンクリートの静的耐荷重性を確保するためタイロッドで補強されています。

支保工の組み立てと解体

アクセスが限られていたため、トラスは小さなユニットにして組み立てられています。そして、このラチストラスを両側に片持ち梁のように取り付けました。 

上部構造の建設フェーズは適切に計画され、複数回のコンクリート工事に分けて実施されています。また、解体のためにトラスは完成した上部構造の上に取り付けられており、横方向に動くようになっています。各部材はそこから少しずつ解体することができます。組み立てから解体工事まで、すべての工程計画はTekla Structuresを使用して実施されました。