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フォーラム・フローニンゲン

NL Architects社が設計したこの建物は、延面積34,000平米、地上10階、地下5階建て、高さは45メートルで、図書館や映画館などが入る予定です。

建物の鋼構造は、土台となる2つのコンクリートコアの上に固定される立体トラスでできた8つの鉄骨の「塊」で構成しています。このコンクリートコアは、ブリッジ構造によって上部で接合されており、設計上、別々の方向にたわみがあり、鉄骨の「塊」もそれぞれの方向を向いている必要があります。こうしたねじれの構造の詳細設計と製作、組み立て、トレランスの確保、ロジスティックスは複雑なため、大きな課題となりました。

主構造はもちろん、天然石を使用したファサードに使用される3方向に動く鉄骨の支持構造すべて(2,600トン)が、Teklaでモデリングされています。

当局からの承認を得るためのモデルと図面、製作用の図面、リスト、工作機械用のNCデータについてもTeklaで作成しています。作成された図面は計28,000枚以上におよびます。

設置時に使用する臨時の支持構造もモデル化され、そのデータを製作に使用しています。設計、モデリング、製作用図面の作成、製作、設置は2つの拠点で並行して行われましたが、エンジニアチームのコラボレーションによってスケジュール通りに遂行されました。TeklaのBIMモデルが持つ情報は搬入計画の作成にも利用しました。密集する市街地を通ってトレーラーから積み下ろしすることを考慮して設計していたため、加工済み部材は問題なく搬入、設置することができました。