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サンティアゴ・ベルナベウ・スタジアム 改築プロジェクト

9,000トン以上の鉄骨を使用した新しいこの固定屋根は、東西に架かる長さ177メートルの2つのトラスと長さ144メートルの4つのクロストラスで構成しています。この屋根は格納可能で、内側のクロストラスの上をスライドして2つのパネルに分かれます。このパネルは、スパン72.5メートルの6つの鉄骨ハイブリッドトラス間に72×7メートルの空気注入式クッション5つで構成しています。終端の電動ボギーが移動や昇降システムに接続しています。

組み立て工程の際、他のトラスのガイドとなったメイントラスは、西側にある2つの新しい避難タワーと東側の建物に統合された2つの連結式の振り子に垂直荷重を伝達させ、水平荷重は既存構造物から完全に切り離しています。スタジアムの再開発には、ビデオスコアボードの設置なども含まれます。

アーチの頂上部分は高さ16.5メートルの格子造りで、2つのタワーと合わせてメガポーチの鴨居となっています。これは、通路であるスカイウォークを支えています。

東側の建物は11階建てで、既存スタジアムに対する21の放射状のフレーム、柱2本、固定点、横軸の母屋桁、鉄骨のデッキで構成しています。終端はエレベーターと避難階段があるコンクリートのコアで強化されています。アーチ頂上は広い格子造りになっており、屋根の下部のコーベルを通じて西側につながっています。これにより、スタジアム内の循環が良くなります。

新しい外観のファサード形状は、4つのメインエリアを特徴付ける3本の曲線に着想を得ています。ファサードの上部と中部の間には、他の部分から切り離すように隙間が設けられています。ステンレスの細長い薄版でできたファサード中部は、スタジアム軸の上にある中空鉄骨肋材による構造によって支えられており、新しい固定屋根からぶら下がるようにして既存のコンクリート肋材の上に水平に配置されています。