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カラ競馬場再開発プロジェクト

アイルランドでもっとも有名なカラ競馬場で、観覧席などの再開発プロジェクトが実施されました。

カラ競馬場の再開発は、ワールドクラスの施設を建設するプロジェクトです。新たな巨大観覧席には5つ星のレストランやバーが、新設される受付エリアにはアイルランドでの競馬の歴史や世界に広めた功績を称える美術館が併設されています。

新しいパドックでは、これまで以上に多くのパトロンが熱狂し、レースを楽しむことができるようになります。再開発後でも、他にはないカラ独特の雰囲気は変わらず維持されています。プロジェクトを請け負った会社は、設計から詳細設計、製作、アイルランド初となる45メートルの片持ち梁を使用したメイン観覧席の屋根の施工まで行っています。

課題と成功
非常に複雑な屋根形状は、たわみと許容誤差にかなり制限がありました。BIMとTekla Structuresを活用することで、製作図面に利用することまで考慮した正確な詳細設計を行っています。

BIMとTeklaソフトウェアをプロジェクトに活用するメリット
TeklaソフトウェアおよびTrimble Connectは、構造設計者のモデルを容易に取り込み、参照モデルとして使用できるので、BIMを展開する上でこれは大きなメリットとなりました。またTeklaはカラ競馬場のような大きな曲線を持つ建物の設計にとても有効でした。

 

プロジェクト概要
構造鉄骨:1,100トン(屋根トラス、めっき部分、接合部、ブレースなど)

シングルトラス接合部:重さ30トン

観覧席屋根:長さ180メートル、

片持ち梁45メートル