Tekla Global BIM Awards 2015

 

テクラ株式会社、「Tekla Global BIM Awards 2015」の最優秀プロジェクトを発表

 

建築・建設業界を対象とするBIM(Building Information Modeling)ソフトウェアを開発および販売するテクラ株式会社(東京ヘッドオフィス:東京都品川区、代表取締役社長:宮本 信太郎、以下 テクラ)は、各国からノミネートされた様々なBIMプロジェクトの審査を行い、「Tekla Global BIM Awards 2015」の最優秀プロジェクトを決定しました。3大陸からノミネートされた最優秀プロジェクトは、非常に高度なモデリング技術のみでなく、優れたコラボレーションと革新的な建設の手法が高く評価されました。

商業施設部門では、各国の最優秀プロジェクトの中から最終選考が行われました。Freeway Consortium社が手がけるPTDCロジスティクスセンターは、フィンランドのシポーに位置し、19万 m²の食料品小売施設となる予定です。 プロジェクトチームは、プレキャストコンクリート、鉄骨、鉄筋を製作するための詳細設計を行い、テクラモデルを使用してプレキャストユニットの供給プロセスのモニタリングと管理を行いました。 また設備モデルと構造モデルを統合することで建設可能性を確かなものとし、現場でもモデルを活用しながら作業を進めました。

公共施設部門の最優秀賞は、China State Constructions Engineering Corporation(中国建設工程)によるアブダビ空港ミッドフィールドターミナルに贈られました。この建物は、最大180メートルに及ぶ18の独創的な鉄骨アーチで支えられています。 BIMの導入により、プロジェクト期間が短縮され、生産性が向上しました。また、様々なプロジェクト関係者間の3次元BIMデータをテクラに統合して干渉チェックを行うことで、現場での不具合発生を未然に防止しました。

 

産業プロジェクト部門の最優秀賞に輝いたのは、デンマーク、コペンハーゲンにそびえたつ高さ85メートルのAmager Bakkeです。 この近代的な廃棄物発電施設は、11階建てのオフィスビルでもあり、屋上にはゲレンデ(スキー場)が設けられています。 設計を行ったMOE A/S社は、初期の構想段階から詳細まで詰めた設計段階まで、革新的な方法でテクラを活用しました。 さらに、建設会社や関係会社は、詳細設計から製作、現場の建て方計画に至るまでテクラを使用しています。

 

スポーツ&レクリエーションプロジェクト部門の最優秀賞は、アメリカの自動車レース場であるデイトナライジングに授与されました。このプロジェクトの設計は、Barton Malow社を筆頭にPinnacle社、McGill Engineering Inc社、GPLA社、Compusteel Detailing社といった関係会社が、全社でモデリングにテクラのソフトウェアを使用して進めました。 このレース場は、改修工事の間もレースに使用されました。 このプロジェクトでは、大規模な構造のモデリングに加えて、レイアウトやロジスティックス、サプライチェーンの計画管理にもテクラとOpen BIMを革新的な方法で使用しています。

 

インフラ設備プロジェクト部門の最優秀賞は、建造物の名前をそのままプロジェクトチーム名にしたチームIsoisänsiltaが手がけたIsoisänsilta(訳「おじいさんの」)です。 長さ150メートルのこの橋は、自転車や歩行者の通行に使用されています。 設計チームはBIMのデータを最大限に活用して、建設に使用する図面や帳票類の印刷を最小限に抑えました。モデルベースでの作業が可能であることが入札条件で、数量情報はすべてモデルから抽出されました。

 

小規模プロジェクト部門の最優秀賞は、Apex Structural Design社によるミュータントツリーズが受賞しました。 ミュータントツリーズは、カナダのバンクーバーに設置されたモニュメントで、高さ15メートルの鉄骨製のツリー8本で構成されています。ツリーの表面は500枚に及ぶ三角形のプレートで作られ、内部にはチューブ状の骨格が入っています。 このプロジェクトは、2次元の図面を書き起こすところから始めるのではなく、3次元モデルが提供されたため、モデリングチームが外面から内部構造を構築する必要がありました。この3次元モデルなしには、プロジェクトの製作工程は困難を極めたことでしょう。

 

A-Insinöörit社によるポルボー石油精製プラントには特別賞が授与されました。 プロジェクトチームは、BIMモデルや既存構造物のデジタル情報を利用することで、非常に厳しいスケジュールで設計から作業計画、施工まで終えることができました。このことは、プロジェクトの建設段階に留まらないBIMの有用性を実証しています。

 

 

一般投票で最多得票を獲得したのが、西ドバイの中心地に建設された美しいオペラハウスです。差し込む太陽の光と眺望を最大限に活かした設計が高く評価されました。Eversendai Engineering LLC社が鉄骨構造の基本設計から詳細設計、製作、施工まで行い、テクラモデルを使用して音響エンジニアリング会社に情報を渡して、保持構造に関するアドバイスも行いました。

 

 

学生部門では、韓国の東明大学校に在籍する5名の学生チームが受賞しました。同チームは、複数の材料を使用した複雑な形状を持つ大規模構造物の建設可能性を示すプロジェクトモデルを設計しました。また、ひとつのテクラモデルにデータを集約し、バリューエンジニアリングの可能性を最大化するためによく使用されるOpen BIMのワークフローを再現しています。

 

 

本コンペティションの審査員は、Arto Kiviniemi氏(リヴァプール大学、建築デジタルデザイン学部教授)、Anne Kemp氏(イギリス、Atkins社、BIM戦略・開発担当ディレクター)、Richard Petrie氏(イギリス、BuildingSMART International社、最高経営責任者)、Vladimir Talapov氏(ノヴォシビルスク建築建設アカデミー教授)、Parvathy Subhadra氏(シンガポール、Roof & Façade誌、パブリッシングマネージャー)という国際的なBIMエキスパートで構成されています。 また、テクラを代表して上級副社長兼Trimble社Buildings Structures部門ゼネラルマネージャーのRisto Rätyも参加しています。

Tekla Global BIM Awardsにノミネートされたプロジェクトはすべて、2015年にテクラの各エリアで開催されたコンペティションの優勝プロジェクトです。本年は、世界から選りすぐりの51プロジェクトが参加しています。本コンペティションの詳細は、ウェブサイトをご覧ください。

【テクラ株式会社について】

テクラのBuilding & Construction部門は、建設のDBO(Design:設計、Build:施工、Operation:運営)ライフサイクルにおける効率性や精度を向上させ、コラボレーションを促進するためのソリューションにフォーカスする、測量機業界の世界最大手Trimble社のTrimble Buildingsセグメントに属しています。テクラはその革新的な3次元モデリングの技術によって、建設や公共インフラの業界において、ユーザーの競争力強化に貢献しています。1966年に設立、世界100カ国以上にユーザーを持ち、20カ国以上にオフィスを開設、そのパートナーネットワークは世界中に広がっています。

テクラのソリューションに関する詳細は www.tekla.com を、Trimble BuildingsのDBOポートフォリオに関する詳細は http://buildings.trimble.com をご覧ください。

Tekla Global BIM Awardsについて】

Tekla Global BIM Awardsは、世界各国の先進的なBIMプロジェクトを紹介し、表彰するコンペティションです。 公開されたモデルやプロジェクトの詳細を見ることで、BIMがいかに世界中の建設に貢献し、また様々な用途で利用されているのかを再認識することができます。 日々人々の注目を集め称賛される、数多くの象徴的な建築物の設計や建設において、テクラはこれからも重要な役割を担ってまいります。

 

【プレスリリースに関するお問い合わせ】
テクラ株式会社
マーケティング担当 浅原
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