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モデルの詳細度 (LOD)

モデルの詳細度 (LOD)とは?
詳細な情報をすべての関係部門に明確に提示することでプロジェクトメンバーとの間に信頼関係を築くことができます。より精度の高いモデル情報にプロジェクト関係者は付加価値を感じ、知識資源の需要が高まります。BIMモデルを活用した情報共有により、設計意図を理解しやすくなり、プロジェクトの進捗状況も可視化されるので、全プロジェクト関係者との情報共有を容易に行うことができ、意思決定のスピードが向上します。

詳細度(LOD)仕様書とは、建築業界の実務者向けにBIMモデルに含まれる情報の精度や信頼性を明確に指定する参照文書です。

詳細度(LOD)350では、モデル情報に特定のシステム、オブジェクトまたは組立部分の数量、サイズ、形状、部材配置の向きに関する情報、他の建築システムとのインターフェースについて、視覚的に表記することが求められます。視覚的に表記できない情報は、モデルに添付することができます。

LOD + BIM 実施計画= コスト削減

建設プロジェクトのコスト区分を見ると、高品質な3Dソフトウェアの導入により、製作工程で非常に効率的なワークフローが実施されており、詳細設計と製作工程を合わせて平均的な建設予算の15%程度となるので、コスト削減を検討する際に財務担当者に指摘されることはあまりないでしょう。大規模プロジェクトにおいては、すべての工程での不具合を未然に防ぐことで大きなコスト削減が可能となります。また入札においても、業務の最適化を実現している専門工事業者を選定できるので、収益増加につながります。

予め詳細度(LOD)を指定することで、情報提供依頼(RFIs)が不要となるため、二度手間を回避し、詳細な情報をもとに計画することで、納期を遵守し違約金の発生を防ぐことができます。BIM実行計画書と詳細度(LOD)を指定することで、発注変更を平均25%削減し、コスト削減につながります。

詳細度(LOD)指定で発注ミスを大幅に削減

すべての契約には、BIM実行計画書を提出する必要があります。BIM実行計画書には、各情報が公開される日程やその情報を使用できる担当チームなどの情報が記載されているので、プロジェクト関係者への情報伝達にも使用されます。

詳細度(LOD)がBIM実行計画書に含まれ、契約書に明記されることで、施主(公共または民間)は、プロジェクトの各マイルストーンにおける関係者間の情報提供に必要な計画書の作成を実施チームに依頼することができます。

関係者への情報提供計画において重要な役割を果たす詳細度(LOD)

高精度の情報に基づいて作業を実行することで、各工程のリスクを削減し、生産性が向上します。不十分な情報が共有されれば、問い合わせや情報開示の要望が増え、手戻りやスケジュール変更、それに伴う追加コストの発生やプロジェクト遅延が生じます。

実施にむけた3つのポイント

1. 区分:BIMデータに含まれる内容と、その情報の目的を提示

2. タイムテーブル:各マイルストーンの役割分担と納期を提示

3. 詳細度(LOD) =  モデルに含まれる情報の詳細度
各情報の精度を提示 *LODは特定の詳細度を提示します。

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