テクラの目標は、お客様の可能性を最大限に引き出し、大きな成功を達成されるお手伝いをすること

テクラは、建築・建設業界およびインフラ・エネルギー業界向けの情報モデリングソフトウェアの開発を行っています。

テクラは、デジタルモデリング技術を使った業務効率化を促進し、建築・建設業界およびインフラ・エネルギー業界において、お客様の競争力強化に貢献します。テクラは2011年7月に Trimble社のグループ企業となりました。

テクラは、建築・建設およびインフラ・エネルギーの2つの事業分野で業務を展開しており、それぞれの業界のニーズに対応しています。どちらも分野においても、お客様と緊密に連携しながら業務を行っています。

 

Tekla personnel 1976

1960年代中ごろ、フィンランドでは、コンピュータおよび自動データ処理が確立されていました。この頃の先進的な設計計算を扱う企業は、自動データ処理(ADP)を導入していました。

増加の一途をたどるコンピュータ作業や、人材・資源の不足を背景に、とある設計会社らが集まってソフトウェア会社を設立。このソフトウェア会社は、Teknillinen laskenta Oy(「テクニカルコンピューティング」)と命名され、1966年2月に法人登記されました。そして、同年春には、同社名の短縮形である「Tekla」が商号となりました。Teklaとしての最初のオフィスは、フィンランドのヘルシンキに設置されました。

Teklaの業務基盤は、ADPコンサルティング、コンピューティングサービス、トレーニングコース、そしてソフトウェア開発であると定義されています。1967年には、ソフトウェア開発の目的のために、6つのプランニング委員会が設立され、各市場の出資企業を代表するものとして機能しました。プランニング委員会の目標は、Teklaの社員と協力して開発する共同ソフトウェアを決めることでした。

事実、これらの委員会によってTeklaの将来的な方向性が決まったと言っても過言ではなく、ここからお客様と連動した新しいプログラムが開発されるようになったのです。

Teklaの創業40周年を記念して、「パンチカードからモデリング製品まで:Teklaソフトウェア40年の歴史」が2006年に刊行されました。

 

これまでの歩み

1966

Teknillinen laskenta Oyをヘルシンキに設立。「Tekla」を新たな商号として採用。Reino Heinonenが同社のマネージングディレクターに就任。

1968

ソフトウェア開発の焦点を、構造設計、道路建設、土木事業へと移行。

1970

Nokiaのコンピューティングセンターとの遠隔接続を開設。

1972

ストックホルムのControl Data Corporationのコンピューティングセンターと固定遠隔ラインを開設し、北欧で初の顧客を獲得。

1973

FEM(有限要素法)による計算を開始。機械工学市場へ参入。

1976

Plotterソフトウェアおよびグラフィック印刷を採用。

1979

初のメインコンピュータ(Perkin Elmer)を導入。

1980

Tekla Oyを法的社名として採用。

1981

すべての設計者およびプログラマーに個々の英数字の端末を導入。

1986

仮想データベース技術を開発し、リレーショナルデータベースの速度が飛躍的に向上。

1987

Tekla初のグラフィクスおよびリレーショナルデータベースを統合したシステムが完成。

1988

ソフトウェア開発向けの独自のテクニカルツール「キッツ」の開発を開始。

1989

すべてのTeklaでの新しいソフトウェア開発プロジェクトが、独自のテクニカルツール(GISbase)を使用するUnix環境に移行。

1990

初のX製品であり、道路建設計画向けのXroadを発表。続いて都市計画向けのXcityを発表。

1991

電力公共設備向けのXpowerネットワーク情報システム発表。続いて電話会社向けのXcableを発表。

1993

構造鉄骨設計用ソフトウェアのXsteelの商用版が完成。

1995

Teklaの品質システムが認定。

1996

スウェーデンに現地法人設立。Xforestソフトウェア製品の開発と同時に、Windows環境への移行を開始。

1997 

初のインターネット技術アプリケーションである、自治体向けのWebMapが完成。

1998

長期にわたってマネージングディレクターを務めたReino Heinonenの後を継いでSeppo Ruotsalainenが就任。マレーシアに現地法人を設立。

1999

米国、英国、ドイツ、日本に現地法人を設立。

2000

Teklaがヘルシンキ取引市場に上場。Teklaの現地法人であるTekla Sarlとなる、フランス企業SMRTを買収。ノルウェー、アラブ首長国連邦、ブラジルで現地法人を設立。中国で代理店を設立。

2001

Xcable、Xenvi、Xforestの事業を売却。フィンランドのEnfo Plcよりカスタマー情報システム事業および関連サービスを買収。

2002

11月、Seppo Ruotsalainenが退任。Heikki Multamäkiが社長兼CEOに就任。エクストラネットおよびイントラネットネットワークサービスをエネルギー関連会社に向けて開始。

2003

Microsoft .NETソフトウェア開発環境を導入。

2004

Ari Kohonenが社長兼CEOに就任。Enfoより買収した事業をTietoEnatorに売却。Tekla Structures構造設計用ソフトウェア(Xsteel ベース)を発表。

2006

Tekla創立40周年。インドに連絡事務所を設立。

2007

プロジェクトベースの防衛事業をPatriaに売却。デンマークに営業所を設立。

2008

海外からの純売上が80%以上を占める。12か国にオフィスおよび国際パートナーネットワークを設立。Teklaソフトウェア製品が80か国以上で活躍。

2009

2月、Tekla Malaysiaがジャカルタとインドネシアに代理店を設立。7月、新たにバンコクとタイに代理店を設立。世界全体でのTekla Structuresライセンスの販売累計が16,000ライセンスを超える。

2010

世界全体でのTekla Structuresライセンスの販売累計が18,000ライセンスを超える。約100か国で事業を展開。2月、フィンランド共和国大統領から「2009 Internationalization Award」を受賞。同月、東南アジアの拠点として機能する営業所をシンガポールに設立。

2011

Trimble社のグループ企業となる。

2012

Teklaがヘルシンキ取引市場から上場廃止。

2013

Trimble社の建築部門およびインフラ部門の業務を活用。

the_story_of_tekla

テクラでは、建築、設計、建設(AEC)市場向け、および自治体や電力会社向けのモデルベースソフトウェア製品を開発しています。これらの製品により、ユーザーは作成、解析、およびモデルベースの情報の変更などにおいて、最先端の機能を使用できるようになります。テクラ独自の技術プラットフォームやアーキテクチャにより、製品の最適な導入を実現します。

テクラのアプリケーションでは、大量の複雑な情報を管理することができます。この情報には、複数次元の形状や位置決めコンポーネントが含まれます。ただし、図面、マップ、または3次元可視化機能では管理できません。これに代わり、この情報はデータモデルに保存されます。

このデータモデルアプローチの利点は明白です。データモデル展開、マルチユーザーアクセス、他のアプリケーションでの動作が提供されるほか、他の重要な要件も容易に満足することが可能です。データモデルツールでは、まだ形状や位置決めコンポーネントの情報が十分にサポートされていないため、テクラはこの点の開発に注力してきました。

モデルベース情報の使用方法

モデルベースアプローチの利点を紹介する1つの方法は、データモデルの展開に着目することです。たとえば、過去10年において、建設設計用の3次元モデル内で時間次元をサポートすることがますます必要になってきています。データモデルの柔軟な特性を活かし、4次元目を追加することはいたって自然な流れでした。他の流れとしては、「5次元目」としてコスト情報の役割がますます重要になってきています。

通信技術の進歩により、同じプロジェクトに関わる関係者と企業間のコラボレーションが可能となり、そしてそれが必要なものとなりました。モデルベースアプローチでは、複数のデータソースの情報を結合して新しいモデルを作成できる機能が備わっているため、生産性の向上につながる上記の事項が十分にサポートされています。モデルの共有機能やモデルに加えた変更情報の交換機能はすべて、モデルベースシステムのサービスに組み込まれています。

最後に、異なる情報システムの統合は、情報および関連サービスにアクセスするクリーンなインターフェイスなしには実現できません。データモデルでは、標準機能によってこれらの要件が満足されています。

テクラのソフトウェアアーキテクチャ

水平アプリケーションを作成するための多くのツールが存在していることから、財務データや顧客情報を管理するモデルベースシステムの導入は比較的容易です。しかし、テクラが対象としている多くの垂直市場には、ツールが存在しないか、または、不十分な性能や機能セットしか存在しないといった問題を抱えています。

大規模なモデルを扱う際に必要となる性能レベルに必要なすべての機能をサポートするために、テクラは従来の技術とカスタマイズされた技術を組み合わせたソフトウェアアーキテクチャを設計しました。

このアーキテクチャは、Microsoft .NET技術およびその開発ツールを基盤としています。.NETは、広範囲にわたる基本ソフトウェア開発サービスであり、実現できる最高レベルの生産性をテクラとテクラのパートナーに対して提供しています。.NETは、デスクトップアプリケーションの相互接続を行うための業界標準でもあります。

テクラの技術プラットフォームであるTekla Technologyでは、モデルベースアプローチに必要なツールが提供されます。データモデルは、知的動作を行い、完全に統合されている状態が維持されている必要があります。さらに、データモデルに加えられた変更は即座に可視化する必要があります。たとえば、構造モデル内の梁のプロファイルが変更された場合、変更はモデル内に多数存在するジョイントやその他の部材にも反映される必要があります。

お客様がテクラに求めているのは、モデルをスムーズに、常に必要な状態に維持できるようにすることです。この要望に応えることにより、お客様の市場において確固たる競争力を保つために必要なレベルの生産性や品質をお客様に提供することができるのです。