お客様の声が支えるソフトウェア開発
テクラは、ユーザー視点でのソフトウェア検証を実施するには、社外の方からご意見を伺う事が不可欠だと考えております。私たちは、ユーザーフィードバックプログラムを採用し、製品開発に役立てています。その結果、継続的に実施している Tekla Structures のパフォーマンスに関する調査では、常に良好な結果が報告されています。

2010年上半期には、ランダムに選択したユーザー様を対象に「Tekla Structures ご利用環境に関するアンケート」および、「Tekla Structures お客様満足度調査」を実施し、世界中のお客様より幅広いご意見をいただきました。
ご協力いただきましたお客様には、この場をお借りして御礼を申し上げます。
カスタマイズを容易にするガイドライン
3 月に実施しました「 Tekla Structures ご利用環境に関するアンケート」では、世界 1,183 のユーザー様にご協力をいただきました。アンケートの集計結果は、実用的な Tekla Structures の環境設定を開発するための貴重なデータとして活用させていただきます。
● デフォルトの環境設定:
世界中で最も多く利用されているデフォルトの環境設定は、引き続き検証を行い、より実用的なものへ開発を進めます。
● カタログの独自設定:
各カタログに独自の部材やプロファイルを登録して使用しているお客様が多くいらっしゃいました。引き続き検証を行い、より容易な設定方法の検討・改良を行います。
● 環境設定を含む、独自の設定:
環境設定を含む、さまざまな設定を修正、または独自の設定を作成しているお客様が多くいらっしゃいました。今後、容易に設定変更ができるよう、サンプルの提示や既存設定の改良を進めます。
● 翻訳の品質:
ユーザーインターフェース翻訳の品質は概ね高い評価をいただいております。もし誤解を招く表現にお気づきになりましたら、お手数ですが BCJPNmarketing@tekla.com までご連絡くださいますようお願いいたします。
上記の他、開発に関する様々なご提案が数多く寄せられました。今後、集計結果の分析を行い、段階的に将来のバージョンに実装していきます。
お客様が独自に設定されたテンプレート、ウィザードファイルは、「プロジェクトフォルダ」、または「企業フォルダ」に保存していただくことで、バージョンアップ後も引き続きご利用いただく事が可能です。併せて、ご活用ください。
ユーザーフィードバックプログラムの導入
Tekla Structures ユーザーフィードバックプログラムは、バージョン13から搭載されています。(2007年3月リリース)初年度は、約790件のフィードバックをいただき、現在では年間約3500件にも上ります。より多くのデータを元に長期的な製品開発に反映させて行きますので、本プログラムへのご協力をお願いいたします。
また、データ分析ツールも改良され、収集したデータを効率的に分析できるようになりました。これにより、タスク指向のユーザーインターフェース開発や操作性などのユーザビリティ向上の検討や開発の優先順位を検討する際に集計データを有効に活用しています。
本プログラムの参加により、Tekla Structures 使用時の作業効率の低下を招くことはありません。また、収集されるデータは、環境設定の種類、設定、言語のみとなり、匿名でのご参加となりますのでご安心ください。
参加方法:
「スタートダイアログ」>「今後の開発に協力する」>「はい、プログラムに参加したいです。」にチェックを入れる>「OK」

機能追加とデータ処理速度との関係
バージョンアップに伴う新機能の追加により、ソフトウェアのパフォーマンスが低下するのではないか、と懸念している方も多いのではないでしょうか。テクラでは、新機能の開発と主要機能のパフォーマンス改善を同時に行っています。最新バージョンのパフォーマンスは、生産性とユーザビリティを高水準で提供できるよう継続的な自動検証を行っています。
ここ数年で、CPUをはじめコンピューターの性能が著しく向上し、ソフトウェアの機能を最大限に活用できるようになりました。選択フィルタ、ナンバリング、ビュー表示、モデリング、パラメータの更新、帳票出力機能などの主要機能のパフォーマンスは以前のバージョン12.1と比較すると大幅に向上しています。また検証の精度を向上させるために、様々なプロジェクトのモデルを使用し検証をしています。
今後、BIMモデルは建設に関する様々な情報が集約されることが予想されます。ユーザー独自の機能追加や、多くの詳細情報を入力してもデータサイズを小さく抑え、高パフォーマンスを維持できるよう開発に取り組んでおります。他社のソフトウェアと比べると、Tekla Structures の高いパフォーマンスと操作可能なモデルサイズは、大きな優位性と言えます。テクラは、大規模な3次元モデルの操作性において長年業界をリードしてきました。今後もお客様の要望に添えるよう開発を進めて参ります。
Tekla Structures海外導入事例
中東初の球形ビルであるAldar社 本社ビルは、民間建築物におけるWilliam Hare社 初のBIMプロジェクトです。プロジェクト初期段階から3次元モデルデータを活用することで、早期調達の実現や使用資材の最適化など大きな成果をあげています。
本プロジェクトの詳細を読む(英語)
ロッテンダム(オランダ)のコップファンザイド地区に建設されたCiteプロジェクト(オフィスと集合住宅の複合施設)の設計は、Meijer & Joustra社が担当しました。何千もの部材とパネルを含む複雑な構造体の設計変更にも3次元モデルを活用して、柔軟に対応し、予定通りにプロジェクトを進めることができました。
設計からプレキャストコンクリート製造にTekla Structures が使用された
本プロジェクトの詳細を読む(英語)
中東で最先端かつ最大規模を誇るAlabniah社のプレキャストコンクリート工場(サウジアラビア)は、総敷地面積112,000 ㎡、生産施設面積は23,000 ㎡におよびます。
Tekla Structuresは、生産施設の詳細設計と施工に使用されました。同社は、モデルと連動した製造工程の自動化によるプレキャスト製品の製造や出荷を効率化の目指したる最新鋭の生産システムの構築に取り組んでいます。
最新のプレキャスト製造システムにおけるTekla Structures の
役割について詳細を読む(英語)
テクラ・ビジネス・フォーラムを開催
テクラは、お客様のビジネスを飛躍的に向上させることを目標に掲げています。これは、 BIM に関心のあるお客様とパートナーとの密接な関係と協力があってこそ実現することができます。 2010 年 6 月 8 日~ 11 日にダブリン郊外のキルニーにて、「テクラ・ビジネス・フォーラム」が開催され、パートナー企業やユーザー様の講演も行われました。
業界標準プロセスとして BIM を推進していくためには、建設に関するあらゆる情報を共有・集約し、必要に応じてプロジェクト関係者間で正確かつ効果的に情報共有することが求められます。このフォーラムを通して、お客様とパートナーが Tekla Structures を 最も効果的なBIM ソフトウェアとして高く評価してくださっていること、そして建築業界におけるTekla BIM の普及に期待してくださっていることを改めて認識することができました。
米国の建設会社であるBlach Construction社のジノ・チェッケット氏(写真:右)は、「我々はTeklaを非常に信頼しています。一つの籠に卵を盛るなということわざがありますが、弊社は全プロジェクトにおいて、Tekla Structures を採用しています。」と講演の中で述べています。
米国のファブリケーターの間では、Tekla Structureのカスタマイズによる有効活用法について活発に意見交換が行われています。Tekla Structuresは、容易にカスタマイズを行うことが可能であり、このことは我々建設業者の固有のニーズを満たすために大変役立っています。また、現在弊社ではBIMによる設計のフロントローディングを推進しており、例えば設計完了後に干渉箇所の検出を行うのではなく、初期段階で効率的に不具合を回避する方法を検証しています。さらに施工段階におけるBIM情報の有効活用についても検討を行っています。
Blach Construction社のTekla Structures 導入の詳細を読む(英語)
ユーザーセッションでは、オランダの構造設計会社 VeriCon BV社、Canamグループのスチールソリューション会社 Technyx社、スウェーデンのプレキャスト製造会社 Strängbetong社が、各社のBIMプロセスについて講演を行い、パートナーセッションでは、Trimble社、 Graphisoft社 、 Ficep社がテクラとの協業について講演を行いました。
第1回 サステナブル建築グローバルサミット開催
上海万博開催中の 8 月 16 日~ 20 日に世界のベストホテル 100 にも選出された浦東 シャングリ・ラ 上海で「第1回 サステナブル建築グローバルサミット」が開催されました。本イベントは、スタンフォード大学と同済大学(上海)の共催で、建設や都市開発が気候変動の要因の一つであることを世界中に発信し、環境を配慮した建築方法に対する意識を高めることを目的としています。今回初めて開催される本イベントには、世界中から、100名以上の各専門分野の第一人者が参加しました。テクラがオフィシャルパートナーとしてプロジェクトに参加したフィンランドパビリオンにおけるサステナブルビルディングへの取り組みについて講演を行いました。
>上海国際博覧会&サステナブル建築グローバルサミットの現地レポートはこちらでご覧いただけます。

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